2024/02/22*木

GAGA in Japan
とありGAGAが購入したということで順調になるべく早く公開に至ることを期待♪

新しいもの含めスティルがまとまって見られる
Daily Movies
CINEMA COMOEDIA 






2019/08/01*木

22年前と9年程前に訪れた天津のエミール・リサンの博物館、北疆博物院などのことを「骨と十字架」観てからまとめるつもりで結局観に行けず書きかけのままになってしまいましたが、以前は関係者の同行などごく限られた条件でしか観ることができなかった建物内とコレクションが改修後2016年1月から常時一般公開もされていることが知られてないのかも?(舞台観た方の話題にはなってないっぽい??)ということで簡単にでも記しておこうかと。
天津まで行くのはなかなか難しくてもサイトの写真などだけでもとても興味深いと思うので。

といっても、結局舞台を観られなかったもので、観たらここに行ってみたくなるようなものだったかはわからないのですが、それは人によるものかと思うし、きっと興味をお持ちになる方もいらっしゃるのではないかと思うので。



北疆博物院 Musée Hoangho Paiho
公式サイト
天津市河西区马场(馬場)道117号、天津外国語大学内。
ガイドブックなどでは五大道エリアを参照。

北疆概说より見られる動画でも館内や展示物の様子が色々わかるかと。

博物院の斜め向かい、写真では右下の線で囲んだ所がリサン神父が住んでた家です。


入館は無料。一日4つの時間帯ごとに各25名まで。予約は参观预约より。
注意事項の下「同意协议」にチェックを入れると入力フォームが現れるので日(2~5日後まで)と時間帯を選び必要事項を入力。

旅行日程によっては出発前に予約しておけないことになりますが。

私は過去2回とも一般公開されてない時期に関係者であり天津在住の友人の同行で特別に見せていただいたきりなので参考になることは言えず最近のことはわからないのですが、時間帯のとこに出る数字があと何人予約できるかなので、近日中の申込者はほとんどいない模様。

サイトでは、常设展览 >基本陈列で館内、展示物の写真が豊富に見られます。
実際に使った机や棚などに実際に使った器具やタイプライターなどが並び、主の存在を感じることができます。

常设展览虚拟参观(ヴァーチャルツアー)も。



古生物学なるものと言葉を(ポルトガル語で)知ったのもピエール・テイヤール・ド・シャルダンを知ったのも中学生の時、イエズス会神父によってであったという私。。観なきゃいけない舞台だったのになぁ。。。
とはいえ諸々状況が難しいのと特に悪化している感音性難聴のためどうしても舞台(特に新作)はセリフの聞き取りが場合によっては全くといっていいくらい出来ないので無理というか、それでもという気持ちになれないので。。。


北疆博物院については天津自然博物館の前身となるとはいえ収蔵品がそちらに移されたわけではなく、改修を経て尚当時の状態が極力保存されている建物とコレクションが「リサンの博物館」という状態で一般公開されていることが知られてないのかも?と思ったので書いておきました。

過去に訪れた時の記録を元に書いておきたいこともたくさんあるのですが、取り急ぎこんなところで。

20年ほど前になりますが水洞溝にも行っているのでそのあたりのことも写真や記録を見直して何か書けたらと思っております。




2019/07/11*木

「いだてん」第26回「明日なき暴走」、思いがいっぱい過ぎて何か書くことも出来ないのですが、メモとして二階堂体操塾を人見絹枝が時をおいて三度訪れトクヨと語らいシベリアをすすめられる(二度目はオリンピック出発前汽車の中で食べなさいと渡される)それぞれのシーンで流れ、最後には絹枝が生徒たちのダンスに加わり一緒に笑顔で踊る美しい姿に泣いたピアノ曲が昔弾いたことある曲だったのでそのあたりのことを書いておきます。


曲名を知りたいという方(&弾いてみたい方もおそらく)いらっしゃるようなので辿り着いていただけるといいなと思いつつ。。。

ケーラー「こどものためのアルバム」Op.210より13番「ポルカ」
Louis Köhler Kinder Album Polka Op.210-13
ケーラー:こどものためのアルバム 全音楽譜出版社 (全音オンラインショップ)
他発表会向け曲集などに収録されてるものがあるようです。 

譜面表記はアレグレットですがドラマではだいぶゆっくりめのテンポになっています。
ダンス指導にお名前のあった村山茂代さんによる選曲なのか候補を挙げられた曲の中から選んだとかなのかはわかりませんが、実際二階堂体操塾で使ってた曲なのかもしれません。
ダンス用にテンポを落とした演奏は録音もあるのでしょうが今回新たにどなたかが弾いたものなのではないかというあたりも気になります。



二階堂トクヨのダンスといえば、第18回「愛の夢」で東京女子高等師範学校の生徒たちがチュニック姿でメイポールダンスを踊り永井道明が巻き込まれていたシーンの音楽「タランテラ舞曲」(リー作曲)も古くから日本でピアノ教材として使われた曲でした。

第22回「ヴィーナスの誕生」に続いての「いだてん紀行」二階堂トクヨ回で日本女子体育大学の皆さんの踊るトクヨのダンスではブルグミュラー「貴婦人の乗馬」が使われていてこちらは弾いたことあったり知ってる方も多く反応もたくさん見られましたが、それに対してケーラーの「ポルカ」はもっと初心者向けですが弾いたことあったり知ってる方も見られず、オリジナル曲と思われてる方もいらっしゃったりであまり広く親しまれてない曲なのかなというかんじ。(「タランテラ舞曲」についてもわかる範囲では曲への反応見つからなかったですが。)
いずれも明治時代には日本で楽譜が出版されているようなので伴奏としても弾きやすく実際にドラマ設定当時に使ってた曲である可能性も高いと思われます。
(もうちょっとそのあたりも調べてから書こうと思ったりもしたのですが、またいずれ追記できたら。)

「タランテラ舞曲」は全音のバイエルに付録として収録されていてピアノピースでも出ています。
リー:タランテラ舞曲(PP-079) 全音ピアノピース (全音オンラインショップ)

この曲を知ったのはピアノの発表会で弾いた子がいたとかそんなかんじだと思うのですがいまひとつはっきりしません。
作曲者C. Reed Leeについてはアメリカの作曲家というぐらいしかわからず。。。英語表記で検索しても全音ピースの外国語楽譜販売サイトなどしか行きつかなくて。。
(こちらもどこか調べに行ってもし何かわかったら追記したいのですが。。。)

追記:後日、木俣冬さんによるこちらの「明日への暴走」レビューで『印象的なピアノ曲は「おばあさんのポルカ」で、踊りは「万歳遊び」という名称だそう。 』とあるのを読みました。
作曲者名の記述はありませんが「~という名称だそう」というのはどなたか番組関係者からの情報に基づいて書かれた事のように思われます。

あの曲については放映を観て聴いた時点でケーラーの「ポルカ」であることはわかっているのですが、同じ曲に「おばあさんの」が付いたタイトルもある理由として思い当たるのは、同じ全音から出ている「ピアノコスモス(1)」で以前は「おばあさんのポルカ」と題されていたので「おばあさんの」が付いて伝わっているものもあるということだと思われますが現在出ているものは改められています。

この曲集編集の時点で「Grandma's Polka」と英題が併記されていたので元にするものに「おばあさんの」に訳される言葉が既にどこかで付いていた流れがあったと考えられますが、おそらくケーラーの「こどものためのアルバム」13番「ポルカ」(Polka)の前の12番が「おばあさまのワルツ」(Grossmamas Walzer)であることが関係しているのではないかと思います。




2019/04/26*金

映画そのものの感想はまた書けたらということにして、印象深かった教会のオルガンのことをメモしておきます。
バッハのオルガン曲がこんなふうに使われるなんて!という思いも大きいけれど、何よりオルガン奏者があの彼だ!ということにフランスの教会オルガンやオルガニストの系譜を思うことも多い日々だったので殊更印象深くなったこともあり。


オルガン奏者として出演し演奏してたのは、リールのCathédrale Notre-Dame-de-la-Treille(ノートルダム・ド・ラ・トレイユ大聖堂)オルガン奏者のKarol Mossakowski。
J.S. バッハ 「Erbarm' dich mein, oh Herre Gott」(「おお主なる神よ、われを憐れみたまえ」) BWV 721とラザロを追いかける音楽。後者は彼のオリジナルということで即興演奏的なものだと思うけど撮影、録音においてどうしたのかはわからず。

BWV 721は映画観ながらすぐにわかっていたので、クレジットでは演奏者の名前に絞って注視して確認できた。
ただ、タイミング良くというか少し前に1月に来日公演で聴いたサントゥスタッシュ教会オルガン奏者トマ・オスピタルと一緒のこちらのツイートが目に留まっていたり彼の演奏をYouTubeで聴いたりしていたので映画でほんのちょっと映った時に「あれ?」と思っていたのと名前を一応認識できていたので「あの彼だ!」と判別できたのも大きかった。

二人は共に1990年生まれ。パリ国立高等音楽院で重なる時期に学んでいるとか共通項も多く一緒のコンサートなども企画されてるよう。

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2019/03/28*木

2月10日の先の記事はこちら。>>サイモン・ウッズ劇作家デビュー(その1)

元俳優のサイモン・ウッズの劇作家としてのデビュー作「Hansard」の公演ページ等アップされている♪♪♪
Hansard (National Theatre)
8月22日~ 10月24日 11月25日(予定)
追記:11月25日分まで発売されています。(NTLiveの11月7日分は後日発売)


舞台設定は1988年。アレックス・ジェニングスがロビン・ヘスケスという保守党議員でリンジー・ダンカンが彼と30年コッツウォルズの家で共に暮らしてきたその妻ダイアナ。
この二人が夫婦役って色々たまらないかんじ。
今のところ決まってるキャストは二人。他キャストは後ほどということっぽいけど、もしかしたら二人芝居ということもあるかも。そのあたりもまた楽しみなところ。
(追記:それぞれにアンダーが発表され二人芝居ってことのようです♪)


そしてこちらはトレイラー。



作家サイモン・ウッズと演出のサイモン・ゴドウィンが「Hansard」を語るイヴェントが9月12日にあるー!!!
サイモン・ウッズのお姿見るだけでも行きたいぐらい!!!!
もちろん話が興味深過ぎ、聞きた過ぎなんだけど。
たぶん後でヴィデオ上げてくれると思うのでそれ見られると思うだけでも楽しみ過ぎる♪♪♪

Director Simon Godwin and Writer Simon Woods on Hansard
Thu 12 September 2019, 6pm
Running Time: 45 mins

こちらの一般発売も本編舞台と同じく5月3日。

これはもう「Hansard」をNTLiveでやっていただかなくては。NTLiveでやる可能性は高いのでは?と思うのだけど、日本で上映するかというのは作品数の限りとか全くわからないので。。
アレックス・ジェニングスとリンジー・ダンカンだったら映画でもおなじみだしいけそうに思うんだけど。。サイモン・ゴドウィンは日本で5月から上演の岡田将生の「ハムレット」演出するとかあるし、NTLive6月上映の「アントニーとクレオパトラ」の演出も彼だし、サイモン・ウッズの名でも惹かれる人だって多いんじゃないかなぁ。もちろん冒頭か間の映像で語る作家をたっぷり見せていただけるはずということで。
実現したとしてサイモン・ウッズをスクリーンで見るのは何年ぶりになるのだろう。12年とかそのくらいかな?旧作上映で観てるのあるからそんなではないか。だとしてもぜひ実現してほしいなぁ。


追記:NTLiveでの上映が11月7日に決定!
Hansard -- National Theatre Live
日本での上映もぜひ!!!


戯曲の発売は FABER & FABERより9月5日のようです。
Hansard
Simon Woods
FABER & FABER
Book Depository Amazon.co.uk
追記:Amazon.co.jp
Kindle版および各種電子版の発売は9月26日

 


そうそう、リンジー・ダンカンとアレックス・ジェニングスの組み合わせは1994年からのエイドリアン・ノーブル演出RSC「夏の夜の夢」のシーシアス/オーヴェロン(アレックス・ジェニングス)と、キャスト代わって来日公演もあった舞台の1996年映像版のみで共演のヒポリタ/ティターニア(リンジー・ダンカン)というのを思い出すあたりも♪♪
このプロダクションは何パターンかのキャストで舞台を観てて、映像版含めて語りどころも多いのだけどまたいずれ。