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2019/02/10*日

サイモン・ウッズ劇作家デビュー その1


去年10月のNTの新シーズン発表で9月からLytteltonでサイモン・ウッズのデビュー作「Hansard」がサイモン・ゴドウィン演出、アレックス・ジェニングズとリンジー・ダンカン出演で上演されると知った時、アレックス・ジェニングスとリンジー・ダンカンの共演!!!と思うより先にサイモン・ウッズ!!!!!となってしまったんだけど、同姓同名の別の人かもしれないし。。と確証がなかったのが、これではっきりしましたよ!!!

Simon Woods Writer (United Agents)


紛れもなくあのサイモン・ウッズ。俳優はやめてしまって、昨年はクリストファー・ベイリーがBurberryを退くことに関して共に娘ちゃんたちの育児に専念といった話題で出てきたりはしていたけれど、以前にも何か書いてるとか今はwriterになってるという話は出ていながら書いたものは出て来ないし何かしらノンフィクションのようなもの書いてるのかな?と思ってて戯曲を書いていたとは思わなかった。

タイトルの「Hansard」は国会議事録のことと思われどこかのHansardさんの話ではなさそう。その名の由来、初めて国会議事録を印刷し発行したルーク・ハンサードさんの話でもないみたい。なので、その仕事を引き継ぎ大きくした息子トーマス・ハンサード、さらにその息子A・W・ハンサード(アルバート・ウィリアム・ハンサード)が長崎で日本初の英字新聞「ナガサキ・シッピング・リスト・アンド・アドバタイザー」(The Nagasaki Shipping List and Advertiser)を創刊したという話につながるわけではないにしても(というか国会議事録を指すタイトルであるらしいことが)期待高まるというかんじ。
>>Hansard The official report of all parliamentary debates



観に行けるわけじゃなくても劇作家のインタビュー記事とか、おそらくNTでも何らかの作家の露出があるはずなので(作家が語るヴィデオや演出家とのトークイヴェントとか)楽しみにしていよう♪♪
あと、戯曲の発売も心待ちにしているけど今のところまだ情報ないみたい。

そういえば、サイモン・ウッズはBurberryの名の付いた賞があった頃にEvening Standard Theatre Awardsの会場でクリストファー・ベイリーと一緒にいる写真などでも見ていたけれど、2012年にその年限りだった演出家を対象にした賞(Burberry Award for Emerging Director)の受賞者がサイモン・ゴドウィンだったじゃないかと思い出されて、そうか~というかんじ。

2013年から2016年はEmerging Talent Award in Partnership with Burberryという賞で若手俳優に送られている。(2013年クッシュ・ジャンボの受賞は自ら演じた自身の戯曲「Josephine and I」に対してなので作家も含めてとも考えられるが。)2017年にトム・グリン=カーニーがEmerging Talent Awardを受賞した時にBurberryは付かなくなったのかと思ったことなども思い出す。




サイモン・ウッズとリンジー・ダンカン(とクリストファー・ベイリー)の並びは2008年ポリー・ステナム作「That Face」WE公演のプレスナイト、アフターパーティーの時のもの。
(「That Face」日本では2012年に青年座で「THAT FACE~その顔」で上演された)
リンジー・ダンカンが母親役、その息子にマット・スミス、娘にハンナ・マリーという兄妹、前年のRoyal Court Theatreでは妹役がフェリシティ・ジョーンズで両方観たけどどっちもそれぞれに良かったな。

「Hansard」、作家と出演者並びの写真も期待していよう!!

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